
最終巻に繋がる伏線も考察!



…俺は最終巻にはいないけどな。
「チェンソーマン」の全ての始まりである第1巻。
物語の設定、キャラクターとの出会いなど見どころはたくさんあります。
特に最終巻に繋がる「マキマの伏線」は要注目ですよね!
この辺りを中心に、1巻を見直してみましょう。
そもそも「チェンソーマン」は、かなり考え抜かれ組み立てられた物語であることは間違いありません。
そんな「チェンソーマン」1巻とは、どのような話だったのか?
あらすじから考察まで、順番に見て行きましょう!
※最終話までのネタバレを含みます。
未読の方はご注意ください。
「チェンソーマン」を1巻から読み直すなら「Amebaマンガ」!
【チェンソーマン】ネタバレ1巻あらすじ


チェンソーの悪魔誕生
自殺した父親の借金を返すためにデビルハンターとして生活する少年デンジ。
ポチタというチェンソーの悪魔を相棒に、倒した悪魔の遺体をヤクザに売って借金を返しながら生活をしています。
借金の額が多いのと借金元がヤクザなためか、利息を返すと手元に残るお金はわずかとなり、厳しい生活をしています。
そんなある日、ヤクザがより大きな力を求め「ゾンビの悪魔」と契約します。
しかし逆にゾンビの悪魔に操られてしまい、デビルハンターであるデンジとポチタが命を狙われます。
バラバラにされ殺されてしまうデンジ。
ところが、チェンソーの悪魔であるポチタと契約。
ポチタがデンジの心臓として同化し、「チェンソーの悪魔」デンジとして復活します。
ゾンビの悪魔を倒すチェンソーの悪魔デンジ。
そこに、公安のマキマが現れます。
マキマとの出会い


ゾンビの悪魔を殺しに来た公安のデビルハンター マキマ。
マキマはデンジをひと目見て、悪魔でも悪魔に乗っ取られた魔人でも無いと気づきます。
そのまま公安のデビルハンターとして「デンジを飼う」と話するマキマ。
朝食がジャムを塗ったパンが出る事を知り、デンジはそのまま公安に就職することを決めます。
早川アキとの出会い


公安のデビルハンターとして、雇われたデンジ。
3年先輩である早川アキの下に付くよう指示されます。
ずっとヤクザ相手に生活をしていたデンジは、先輩相手に敬語もできません。
あまりにも横着なデンジに、二人になった瞬間 早川アキからボコられます。
「明日も来たらまたボコるからな」と、威圧するアキ。
デビルハンターという仕事を舐めるな、とも続けます。
しかし、アキが後ろを向いた瞬間、やり返すデンジ。
「軽い気持ちだけれど、死んでもいいくらいの気持ちでこの生活を手に入れる」と返します。
その後、散々殴り合う二人。
しかし殴り合い、ちょっと話せるようにもなります。
マキマの元に帰る二人。
デンジは早川アキの部隊に入ることになります。
そして半分悪魔であるデンジを監視する意味も込めて、一緒に生活することになります。
パワーとの出会い


早川アキと暮らすようになったデンジ。
毎日ジャムを塗ったパンを食べられ、マキマの近くで仕事ができる生活に満足します。
ポチタと契約する際に交わした「デンジの夢を見せる」を叶えてしまったかのような生活。
そこでさらに先の「本気の本気のゴール」をデンジは考えます。
「女性の胸を揉んでみたい」というゴールを見つけるデンジ。
そこに、魔人パワーが登場します。
魔人でありながら、デビルハンターとして公安に所属しているパワー。
デンジの相棒バディとして、コンビを組む事になります。
パワーの胸を見て「よろしくな!」と、魔人であることも気にせずデンジは速攻でパワーを受け入れます。
コウモリの悪魔とのバトル
パワーとコンビを組むデンジですが、魔人であるパワーは悪魔の意識となっており、かなりむちゃくちゃな性格をしています。
その言動に振り回され、デンジは嫌気がさしてきます。
しかしパワーから「大事な猫を取り戻してくれたら胸を揉ませてやる」と提案され、ガラリと態度を変えるデンジ。
デンジは猫ニャーコを取り戻すため、コウモリの悪魔が潜む家に向かいます。
ところが家に着いた瞬間、デンジを殴り倒しコウモリの悪魔に差し出すパワー。
生贄の人間を連れてきたら猫ニャーコを返す、という約束をしていたよう。
コウモリの悪魔に捕まり、握りつぶされるデンジ。
しかし胸のスターターを引っ張り、チェンソーの悪魔に変身します。
コウモリの悪魔とのバトルが始まる、というところで終わります。
【チェンソーマン】ネタバレ1巻の感想
「むっちゃくちゃな主人公がいるマンガがジャンプに登場した!」
まずはデンジのキャラクターの強さ、むちゃくちゃさがかなり際立った1巻でしたよね。
「少年漫画」の王道を行くジャンプのバトル漫画で「胸を揉んでみたい」と言う主人公って、かなり異色ですよね!(笑)
それでも何か引き込まれるのは、デンジが「誰もが持っている部分だからだろう」と察せられます。
あの世代の少年たちは、みんなあんな感じですよね(笑)
実際はあそこまで全開で人前では言いませんし叫べませんが、同感はできるかなと。
そしてマキマさんの魅力がスゴい!
1巻の最初から可愛くて強くてミステリアスで、ホント魅力的ですよね(*^^*)
さらに伏線考察で取り上げますが、最初っから最終話のマキマさん伏線が貼られているなぁ、と。
ここだけでホントスゴい1巻だなと感じますよ!\(^o^)/
では、伏線考察に移りましょう。
【チェック】ネタバレ1巻の伏線をまとめ考察!
「チェンソーマン」は「非常に緻密に考え抜かれ組み立てられた物語」だと、最終話を終えた現在なら分かります。
そんな「チェンソーマン」1巻の伏線ポイントを取り上げ、考察してみましょう!
1巻1話ポチタとの契約シーン
ゾンビの悪魔にバラバラにされ、ゴミ集積場に捨てられたポチタとデンジ。
そこで夢の中で、ポチタと出会います。
ここからポチタと再び契約する事になるのですが、このシーンは11巻でパワーと契約する際の場面と全く一緒ですよね!
ゴミ置き場の中という状況や構図まで、全く同じです。
「契約はゴミ置き場で」と縛りがある訳ではないでしょうが(笑)、対比になっているのは間違いないでしょう。
1巻では「殺されてゴミ置き場に捨てられた」、11巻では「マキマから逃げ隠れる為にゴミ置き場に入った」という別の意味を持たせながら対比させているところが、非常に上手いですよね!
ここ、要チェックです!(*^^*)
1巻2話「私は特別に鼻が利くんだ」
1巻で「特別に鼻が利く」というマキマ。
このシーン、11巻でデンジが言っていた「何か違和感があったハズだ」の描写にも登場しましたよね。
この違和感が、最終話に登場した「マキマさんは匂いで俺たちを判断していた」であり、「チェンソーマンしか見ておらず俺なんか見ていなかった」に繋がります。
これはマキマに気付かれず近付け、切り刻めた理由となっています。
つまり最終巻でマキマがデンジに切り刻まれるヤラれ方は、最初から決まっていたと分かりますよね!
1巻から、マキマは匂いでしかデンジたちを判別していなかった…
これ、ホントにスゴい伏線ですよ。
ここからだけでも、最初から全てが決められ作り上げられていた作品であると分かりますよね!
ホント、恐るべき素晴らしい作品ですよ。
「チェンソーマン」1巻。
全ての始まりである1巻。
既に読み終えている方たちも、アニメが始まる前にまた読み直しておきたいですね!(*^^*)
何度読んでも素晴らしい「チェンソーマン」1巻でした!



第2部連載が始まる前にも、復習しておきたいですね(*^^*)
「チェンソーマン」を1巻から読み直すなら「Amebaマンガ」!






コメント
コメント一覧 (2件)
主人公の夢が「胸を揉む」!
近年は、各選挙のマニフェストに『ジェンダーフリー』が掲げられる時代というのに(笑)
藤本先生と少年ジャンプ編集部の英断(蛮勇?)に敬意を表したいです(;^ω^)
伏線とはちょっと違いますが…。
ゾンビの悪魔とゾンビたちを退治した直後のデンジくんを、抱きしめる時のマキマさんが、表情といい、汚れた裸の背に添えられた手といい、とにかくキレイで、1巻で一番印象に残っています。
初対面で血まみれ、変身時でフラフラの彼を恐れもせず、抱きしめた姿がもう聖母さながらの美しさで、登場時から謎めいてはいたけれど。
悪い人ではないよね?
その第一印象にずーっと引っ張られました。
あれは「初対面」ではなかった、という事ですね。
恋焦がれ探し求めていた相手にようやく巡り合えた僥倖に浮かべたあの微笑。
直前のコマのマキマさんの「無表情さ」が、初見では冷徹を、今では熱情を感じさせます。
>あれは「初対面」ではなかった、という事ですね。
そうなんですよね。
この時もデンジを見ていたのではなくポチタだけを見ていた、という事になりますよね。
胸を揉む、とは対称的な愛情のように移りますよ(笑)
管理人アース