
早川アキとバディ組むけど、仲良くなれそうにないな。



お前とはフリでも仲良くできそうにない。
「サムライソード・リベンジ編」が終わり「レゼ編」へと移行していく5巻。
同時に、早川アキと天使の悪魔のコンビ誕生。
そしてレゼの登場から一気に物語が「恋」へと進行していきますが、「チェンソーマン」らしく伏線もいくつか仕掛けられてもいます。
どのような伏線が仕掛けられているのか?
その伏線とは、物語にどのように影響するのか?
あらすじ内容を確認し、考察してみましょう!
【チェンソーマン】ネタバレ5巻あらすじ


へび女にリベンジ達成する早川アキ
へび女が放った幽霊の悪魔ゴーストと対峙する早川アキ。
未来の悪魔の能力のおかげでかなり対応できますが、無数の腕による攻撃により捕まってしまいます。
大きなダメージを負う早川アキ。
すると、膝を付いているアキに、「 Easy revenge!(気楽に復讐を!)」 と書かれた一本のタバコがゴーストから手渡されます。
姫野から「ゴーストが相手を恐怖心から認識している」ことを思い出し、気楽に復讐をすることでゴーストを倒します。
さらにコベニの登場により、へび女を拘束しリベンジを果たします。
サムライソードにリベンジするデンジ
再びサムライソードと戦うデンジ。
圧倒的なスピードに苦戦し、両腕を斬られてしまいます。
しかし頭のチェンソーを狙うよう誘導しながら、足のチェンソーを隠して戦うデンジ。
足のチェンソーに無防備だったサムライソードは、真っ二つに斬られ倒されます。
人間に戻ったサムライソードは拘束され、デンジと早川アキによって金玉蹴り上げ大会の標的とされます。
デンジと早川アキが「気楽に復讐」をし、これによりリベンジを達成します。
マキマとの映画デート
姫野を殺された影響かパワーが一時的にいなくなった影響か、元気が無いデンジ。
マキマの気遣いにより、「映画デート」へ行くことになります。
思いっきり映画デートを楽しむデンジ。
マキマに「心の場所」を確認してもらい、デンジはマキマへの気持ちを再確認します。
レゼとの出会い
マキマが好きだと再確認したデンジ。
「絶対に他の人を好きにならない」と、強い気持ちで想います。
そこで、レゼと偶然出会うデンジ。
レゼの人懐っこい接し方とあまりの可愛さに、一気に好きになってしまいます(笑)
毎日レゼのバイト先の喫茶店に通い、夜の学校デートまで楽しむデンジ。
後日、お祭りデートも満喫します。
その夜、丘の上で「一緒に逃げない?」とレゼから駆け落ちの提案があり、終わります。
【チェンソーマン】ネタバレ5巻の感想
デンジの恋心の移ろい
人間の三大欲求をとにかく描こうと、作者により決められていた「チェンソーマン」。
たしかに食欲や性欲や睡眠など、多く描かれている作品だなぁと感じられます。
この5巻でも眠るシーンが描かれていますし、食べるシーンも描かれていますね。
そして「性欲」ではないかもですが、デンジのマキマからレゼへの気持ち移行描写が強く印象に残る巻となっていました。
映画デートしてマキマしか好きにならない、と自分の気持ちを強く再確認するデンジ。
しかしその直後にレゼと出会い「この娘を好きになっちゃう」と思います。
これ、男子ならむっちゃ分かりますよね!
女子にも…分かりますよね?(*^^*)
このような気持ちの移り変わりは、誰もが同感するところだと感じます。
好きな人がいるのに、他の人も気になる。
これは、誰もがある経験ですよね。
3大欲求のひとつには入らないかもですが、この「恋心の移ろい」は読者の誰の心にも響く描写だろうなぁと感じました。
早川アキ&天使の悪魔とデンジとパワーは対比か
そして早川アキが天使の悪魔言った「フリでも仲良くできない」という言葉。
これ、1巻6話のパワーとデンジに似ているますよね。
「ぜってぇ~仲良くなれねぇなコイツ」とお互いを思う二人。
まさに、5巻での早川アキと天使の悪魔の関係と同じですよね。
しかしデンジとパワーは、次第に理解しあい仲良くなっていきました。
早川アキと天使の悪魔も同じですよね。
「この2ペアの関係は対比になっているのかも」なんて感じました。
そんな見方もしながら、5巻以降も読んでいくと面白いかもです(*^^*)
【チェンソーマン】ネタバレ5巻の伏線をまとめ考察!
気楽に復讐を!
姫野の契約悪魔だったゴーストに追い詰められる早川アキ。
しかしゴーストから手渡された姫野の「Easy revenge!(気楽に復讐を!)」という言葉から、ゴーストを倒す事に成功します。
ゴーストの目と口が縫われている描写から「目が見えない事から倒される」という倒され方が最初から用意されていたのだな、と分かる展開でしたね!
つまり、伏線だったのかなと。
さらに その後、姫野の「Easy revenge!(気楽に復讐を!)」 という言葉から早川アキはデンジの「金玉蹴り大会」に参加することを決めます。
これも良いシーンでしたよね!
いつもどこか固く真面目な早川アキがデンジに同調し「気楽に復讐」するシーンは、かなり強く印象に残っています。
姫野の「Easy revenge!(気楽に復讐を!)」 は、「ゴーストの目が見えない伏線回収」と早川アキの「気楽に復讐する」描写に繋がる、素晴らしい伏線でした!
頭を使ってサムライソードを倒すデンジ
両腕が斬られチェンソーが無くなったデンジ。
それでも「まだ頭にチェンソーがある」と言い、足からもチェンソーを出せる事を隠していました。
そして頭のチェンソーを狙わせ、足のチェンソーで真っ二つにして倒します。
これ、岸辺隊長の修行にのおかげで頭を使う戦い方を覚えたデンジが、見事に描かれていますよね!
さらに岸辺隊長が見せた「嘘をついて獲物を騙す狩人」を、そのまま使うデンジも最高です!
岸辺隊長による修行が、見事に回収されている展開でした。
デンジの夢に現れる扉
「絶対に開けちゃいけない」というデンジの夢に出てくる扉。
この後も複数回登場する扉ですが、10巻で「デンジの家の扉」であり「父を殺した記憶を閉じ込めている扉」だったと分かります。
ベタベタと扉に貼られている紙は、借金取り立ての督促状か嫌がらせの紙でしょう。
最後のマキマとの展開に向けての伏線となっており、非常に重要な伏線となっています。
ロシア語の歌を歌うレゼ
5巻後半に登場したレゼ。
最終的にソ連から送り込まれた刺客だと分かりますが、その伏線として台風の悪魔の協力者を絞め殺す時にロシア語の歌を歌っていました。
День моего свидания с Джейн Все готово
・ジェーンとデートの日が来た、準備は全部できている
Утром мы пойдем вместе в церковь
・まず、朝一緒に教会に行こう
Мы будем пить кофе и есть омлеты в кафе
・カフェでコーヒーを飲み、オムレツを食べよう
После того как мы прогуляемся в парке
・公園を散歩した後は
Мы пойдем в аквариум и увиде любимых Джейн, дельфинов и пингвинов
・ジェーンが大好きな水族館へ行き、イルカやペンギンを見よう
После обеда мы отдохнем
・ランチの後は休憩しよう
Итак, что мы сделали утром
Мы будем говорить об этом пока не вспомним
Мы не вспомним
・朝から何をしたのか、思い出すまで話し合おう
И ночью мы будем спать в церкви
・そして夜は教会で眠ろう
この話のタイトルが「ジェーンは教会で眠った」というのも、泣けますよね(泣)
レゼのプロフィール記事でも取り上げていますので、ぜひ見てみてください!
ソ連の戦士モルモットとして訓練されていた、という伏線として格闘術も見せていますね。
レゼのロシア語の歌と格闘術は、レゼの出生伏線となっていました!
レゼとデンジの出会いシーン
レゼとデンジが初めて会った電話ボックスでのシーン。
レゼはデンジを見ていきなり笑い出し、そして泣き出します。
これ、読み直して確認するとかなり変ですよね。
レゼは、このような奇行をするようなキャラではありません。
そして偶然出会っているように見えますが、レゼはデンジの心臓を狙っているソ連からの刺客です。
偶然出会っている訳ではなく、装っているだけです。
そう考えると、この最初の奇行がかなり不自然だと分かります。
ここからは妄想ですが、もしかしたらこの奇行は前の悪魔時代の記憶が混線して起こったのではないでしょうか?
つまり、前の武器の悪魔としてのレゼの記憶が「笑いだしたり急に泣いたり」させたのかなと。
この辺り、2部で「3つの武器の悪魔」の意味と共に回収されたら嬉しいな、と願っています。
第2部まで、レゼとデンジの出会いシーンは覚えておかなきゃですね!(*^^*)
さて、今回は5巻の内容と伏線から考察をしていきました。
やっぱりレゼが登場してから、話が一気に盛り上がりますよね!
非常に魅力的なキャラなので、考察するのも楽しいですよ(*^^*)
マキマも好きだけどレゼも好き(笑)
デンジの気持ちが良く分かる、という結果となった5巻考察でした!(爆)










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